「世界は物語でできている」――この深い洞察を胸に、画家・山本宗平は私たちの日常に潜む物語を描き続けています。通り過ぎてしまいそうな街角の風景、何気ない人々の仕草、そこに流れる時間。山本の筆は、そんな日常の一コマ一コマに宿る豊かさと生きる歓びを、まるで静かな詩のように画布に紡ぎ出します。
幼い頃から絵筆を手に物語を描いてきた山本は、米国の美術学校で油彩画を中心に学び、その技法を磨きました。現在は静岡県藤枝市にアトリエを構え、数々の個展を重ねながら、独自の世界観を追求しています。
確かな技術と知識を持ちながらも、山本が最も大切にしているのは、絵を描きたいと初めて心が震えた、あの純粋な思い。その初心は今も、彼の作品の根底に息づいています。

今回ご紹介する5点の作品には、そんな山本の真摯な眼差しと、世界への深い愛着が溢れています。ぜひ、あなたの物語と出会う作品をこちらより見つけてください。

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